Brew a Better Life!! In a daze Brewingの哲学
- ビアクラブ 信州
- 6月17日
- 読了時間: 6分

伊那インターチェンジを降りて、右へ曲がる。
目の前には、中央アルプスの山々がそびえ立ち、時間の流れがゆっくりと進んでいるかのような景色。
In a daze Brewingは、伊那インターチェンジを降りて車で約5分のところにあります。
訪問したのは2月・・・
きっと春から夏にかけては過ごしやすく、暖かみのある場所なんだろうなと感じずにはいられない。そんな土地でビール造りをしているIn a daze Brewingを取材してきました。
ぜひ最後までお読みくださいね!
🍺 目次 🍺
伊那のゆったりした時の流れに溶け込むビール
「伊那日和」を存分に楽しめる?
クラフトビールをここ「伊那」で
伊那とのつながりについて
クラフトビールとの出会い
地元愛知県の食品メーカーへの就職
長野県×ビール×農家課題 = In a daze Brewingの誕生
Brew a Better Life(ブルワーベターライフ)
In a daze Brewingの誕生
結論!
伊那のゆったりした時の流れに溶け込むビール

みなさまは、どんなシーンでビールを飲まれますか?
・疲れ切って帰って、家で飲むビールがうまい!
・週末、友達や同僚と普段の疲れを居酒屋で癒すビール
・バーベキューやピクニックで大きな声で \カンパーイ!/
その他にもいろいろなビールのシーンがありますよね。
ここIn a daze Brewingのビールはゆったりと流れる時間をビールでこれまたゆったりと飲むのに適しています。

In a daze Brewingには「伊那日和ペールエール」というビールがあります。
このビールは、「伊那谷ののどかな空気感をイメージ」して作られています。
伊那谷は、二つのアルプス(中央アルプス、南アルプス)に囲まれているとは思えないほど景色が広がっています。
まさしく、「伊那日和」の名前にふさわしいなと感じました。
「伊那日和」を存分に楽しめる?

ここIn a daze Brewingでは、タップルームが併設されており、ビールを楽しむことができます。また、ピザ窯もあり、本格的なピザを楽しむこともできますし、好きなビールと一緒に楽しむことができます。
そして、なんと言ってもここではキャンプをして、一晩、伊那を楽しむ方もいらっしゃるそうですよ~!
目の前でビールのタップがあって、食事も楽しめて、キャンプも楽しめるなんて、本当に贅沢ですよね~~
キャンプなどについては、ぜひ、In a daze Brewingさんに直接聞いてみてくださいね!
さて、なぜここ伊那谷でビールを造ることとなったのか。
次の章からは、冨成さんとIn a daze Brewingの誕生までについてお聞きしました。
クラフトビールをここ「伊那」で
伊那とのつながりについて

信州大学農学部への入学。
ご出身の愛知県から近いこともあり、大学を選ばれたそうですが、実は伊那で暮らすことになると知ったのは、信州大学を受験すると決めた後でした。
実は、信州大学は、1年次には松本キャンパスで過ごすこととなるのですが、2年次から学部によっていろいろなキャンパスに行くこととなります。冨成さんの入学した農学部は2年次から伊那キャンパスへ行くこととなるんですね。
冨成さんは、2年生から大学・大学院を合わせて5年間伊那で暮らすことなりました。
クラフトビールとの出会い

2010年代前半。今のようにクラフトビールの認知度が高くなかったころではありますが、当時名古屋の地方雑誌でちょこちょこ取り上げられていたそうです。
そんな中、名古屋で23種類ぐらいのクラフトビールが飲めるレストランに行った際に、
「日本にも、こんなにビールを造るメーカーがあるんだ!」
という純粋な驚きと、その土地の原材料を使ってビールをつくっているところにどんどん惹かれて、沼にはまっていったそうです。
筆者も初めてクラフトビールを飲んだのは実はシドニーでのペールエール。
初めて飲んだ時の衝撃は、今でも鮮明に覚えていますね~!
皆様は覚えていますか?😊
地元愛知県の食品メーカーへの就職

卒業後、入社した食品メーカーでも貴重な経験があったそうです。
ちょうど、六次産業化(1次産業である農林漁業と2次産業である製造業、3次産業である小売業を総合的に推進する取り組み)を国が推進しているタイミングで、生産から加工、販売まですべてやるというプロセスを目の当たりにしていたそうです。
そんな時に、メーカーとして農家さんと協力をして商品の企画販売をするプロジェクトのメンバーとして活躍されていた際に、せっかく作った作物が廃棄されていくといった農家の状況を見ることとなったそうです。
そんな状況を見る中で、これはどうにかしないといけないなという想いが芽生えていったそうです。
長野県×ビール×農家課題 = In a daze Brewingの誕生

・長野県に戻って暮らしたい
・長野県は農業が盛ん・・・
・クラフトビール
3つの要素が重なり、これは長野県に戻って、クラフトビールを造るしかない!
そんな思いに行きついたそうです。
そこから4年間、ビール造りについて学び、長野県に戻ってくることになりました。
おしゃれな街並み松本市で開業を目指したそうです。
ですが、松本ブルワリーさんやBaccaブルーイングさんに続いての3社目となると、話題性などで考えるとやはり難しいかと考えていたときに、大学時代に過ごした伊那という案が浮上してきたそうです!
松本にあったら、それはそれで面白かったと思います
Brew a Better Life
In a daze Brewingの哲学。
自分の根本的な喜びやモチベーションが何につながっているのかと考えたときに、楽しく暮らしたい、面白く生きたい、それまでの人生よりもよくなったらいいなという気持ちを表現しているそうです。
この哲学、フィロソフィーを軸にビール造りをしている。
・何かビール造りに迷ったとき、
・人生に迷ったとき
・事業の方向性に悩んだとき
いつでも戻ってこれるように掲げたものなのだそうです。
私から見ると、冨成さんは間違いなく「Brew a Better Life」を体現しているように見えますね!
In a daze Brewingの誕生

この哲学を体現できるような名前をつけたい!
・読んでみると「ina(イナ)」って読める
・イギリス人のジョークで「I'm in a daze」が酔っぱらっている
イギリス人の友人や冨成さんのお姉さんのアイディアをくっつけた形で「In a daze Brewing」になったそうなんですが、地元の方からは「伊那だぜ」って呼ばれてしまったそう・・・
そうですよね~!(笑) と話す冨成さん。
でも、想定はしていなかったかもしれませんが、地元の人には覚えてもらえやすかったな~って話してくれました。
意味としては、「daze」が「ぼーっとして」という意味もあり、このIn a daze Brewingに来て、ビールを飲んで、ぼーっとゆっくりとした時間を過ごしてもらいたい想いからもとても良い名前になったなということでした。
結論!

伊那は、のんびりとした時間が過ごせる場所
そののんびりとした時間を過ごしてほしいという想いからできたIn a daze Brewing。
ビールの商品コンセプトも同じ想い。
いろいろな価値感があると語る冨成さん。
田舎でのんびり過ごすことが好きな人、おしゃれが好きな人、都会が好きな人。
10人いれば10人の考え方がありますよね。
私たちの価値観にあった人に、ここに来て、ビールを飲んで、共感してもらうことで自分自身の喜びやモチベーションにつながる。
これぞBrew a Better Life。
ビールを通して、人を喜ばせることは自分の幸せにつながる。
そんなとっても素敵なIn a daze Brewingのお話を聞けて、私も幸せです。
取材、ありがとうございました!




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